博士の冗談には愛想がない

あなたが想像する「事実」と、みんなが考える「春巻き」は、もしかしたら全く違うかも。そうやって想像してみると、なんだか面白くない?

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雹が降った木曜の夕方にこっそりと

少年はとても空腹だった。
もう少しで夏休みという頃、学校からトボトボと下校している時だった。
蝉はもう騒々しく鳴いていて、日差しは強く、夕方とはいえまだまだお日様は低くなかった。
少年は汗を流しながら一人で歩いていた。
友達と一緒に帰るのがほとんどだけど、今日は大変お腹が空いていたため、早いとこ帰宅してとにかく何か食べたかった。
少年が狙っているのは、昨日の夕食のカレーの残り。
昨夜のカレーは、まだ鍋にいくらか残っていたはずだ。
ご飯だっておそらく、冷や飯が冷蔵庫にあったはず。
少年はカレーを食べる自分を思い浮かべて、早足で家へ向かった。
すると顔からは汗がいっそう出てきた。

ひんやりした週末の午後に目を閉じて
恐ろしいと感じるものはいっぱいあるけれど、海が非常に怖い。
しかも、沖縄やオーストラリアなどの水色の海ではない。
どちらかと言うと、しまなみ海峡などの黒々とした海だ。
ついつい、水平線に囲まれている・・・という状況を想像してしまう。
それが味わいたかったら、オープンウォーターという映画が一番。
ダイビングで海のど真ん中に置いてけぼりの夫婦の、会話のみで展開していく。
どう考えても、私には恐ろしい内容だ。
もちろん、起きてもおかしくないストーリーなので、ドキドキ感はたっぷり味わえる。

のめり込んで口笛を吹く妹と枯れた森

知佳ちゃんが、マンションのベランダで、ミニトマトを作っている。
実ったらトマトスープを作る予定だという。
実は、しょっちゅう水も肥料もあげないし、ベランダにて煙草をふかすので、ミニトマトの周りの空気はぜんぜん良くない。
丸一日水も肥料もあげなかったと言う時の、トマトの見た目は、葉がだらりとしていて、人間がしゅんとしているシルエットに見える。
かわいそうだったので、水を豊富にあげると、あくる日の早朝のミニトマトは陽気に復活していた。

前のめりで話すあの子と冷たい肉まん
絵やフォトといった美術が結構好きだし、デッサンも描けるのに、写真が非常に苦手だ。
なのに、過去には機嫌よく、ライカの一眼を持ってた時もあり、絶対に持ち歩いたりした。
ビックリするくらい視点が合ってなかったり、センスが見られないアングルなので、一眼レフがあきれているようだった。
だけど、写真や画像処理はどう考えても、かっこいいと感じる!

陽気に自転車をこぐ友人と観光地

お盆でも実家から別れて生きているとほとんど思い知らされることがないが、不十分ながら、お供え物くらいはと思い本家へ買って送った。
里方に暮らしていたら、香を持って祖の歓迎に向かって、御盆の終わりに送り出しに行くのだが、外れているので、そう行動することもない。
周りの方々は、線香を持ち霊前におもむいている。
そういう光景が視野にはいってくる。
ふだんよりお墓の前の道路には複数の車がとまっていて、お参りの人もたいそうたくさん目にとびこむ。

無我夢中でダンスする君と擦り切れたミサンガ
明日香は、専門学校に入ってすぐに一緒に居るようになった仲間だ。
彼女の魅力的なところは、可愛くて、細かい事はどうでもいいという寛大さ。
私の方から、親しくなりたいと話かけたそうだが、覚えていない。
話すと、すべて単純化されるので、とても楽に生きれる。
シャープな印象でスレンダーなのに深夜にハンバーガーを食べに車を走らせたりするらしい。

暑い大安の夜明けにビールを

個々で、物の趣味や好みが存在すると思うけれど、それらを聞いてみるのが大好き。
友達に聞いてみたところ、金、良い生地の洋服、恋人のことが好きで仕方ないとの事。
その上、男の人の血管の見える手首。
最後に、ロシア語のひびき。
自分にはわからない。
屋台のリンゴ飴、肌に直接薄手のニット、かなり薄めた香水、声の高い男性が好きだと、伝えた。
同じように意味不明だと言われた。
まさにこれが、フェチという言葉がぴったりだという。

雲の無い金曜の日没はカクテルを
今年の夏は、泳ぎに行っていないが、遊びにめちゃめちゃ行きたい。
現在、娘が小さいので、波打ち際でちょっと遊ぶぐらいなのに、想像するけれどおもしろがってくれるだろう。
けれども、今、オムツを着用しているから、ふつうの海水客の事を思ったら海水に入れないのがいいのではないだろうか。
プール用オムツもあることはあるが、問題に発展しているらしいので。

暑い平日の晩に想い出に浸る

はるか昔になんとなく見たシネマが、before sunriseで、日本名は「恋人までの距離」というものだ。
20歳のお姉さんに、「とてもいい作品」と話を聞いたDVDだ。
列車で初めて会ったアメリカ出身の、イーサン・ホーク演じるジェシーと、フランス人の、ジュディー・デルピー演じるセリーヌは少しの間ウィーンを旅するストーリーだ。
この映画の珍しいのは、特にこれといった問題発起や盛り上がりとか、あまり無いところ。
会ったばかりのこの2人は、過去の恋、それに、世間といったことに関してひたすら考えを述べる。
当時中学校2年生だった私は、経験不足で子どもで、ただジーッと観賞した物語だった。
しかし、この前、たまたまツタヤにて見つけて、これはまさかと思い借りてみたところ、ひたすら感動してしまったのだ。
好きなシーンは、レコード店でkath bloomを聞きながら視線を投げあうところ。
ジェシーとセリーヌの帰国がやってきて、要は、別れ際、エンドを迎える。
その時はぴんと来なかったこの映画、間隔をあけて観賞すると、すこしまたく違う見方になるのかもしれない。
その感覚を味わった後、2人がレコードショップで聞いていたALBUMを、ネットで見つけて聞いてる最中。

のめり込んで自転車をこぐ友達と私
バースデーに友達に貰った香水は、フローラル系の香りがする。
ぴったりな香りを意識してチョイスしてくれた商品で、ちっちゃい瓶で飾りのリボンが可愛い。
雰囲気も入れ物も大きくいっても華やかとは言えない香水だ。
香水ショップにはたくさんの商品が置いてあったが、ひっそりと置いてあったもの。
容量は本当にちっちゃい。
上品で気に入っている。
どこかへ行くときだけでなく、働く時もバッグに、家で仕事をするときは机に置いている。
という事で、カバンの中はどれもこの香り。
いつでもつけているため、そうでないときは周りに「今日あの香りしないね」と言われる場合もたまに。
お店でいろいろ匂いをつけるのは好きだが、この香りは今までで一番気に入っている香りだ。

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